おれの日記

思いつき記録

自分のジェンダーについて考えてみた回(再投稿)

なんとこれ消してしまいましてですね。先ほど読み返してみようと思い立って見ていたんですが、あまりの文章の下手さに耐えられず校正しながら読み進めていたつもりが、そのまままるっと下書きに移ってしまいました…。当時の感じ方や考えなんかを極力保存しておきたいので、構成は変えずツッコミを入れました。今回新たに付加した部分は【】で囲っています。



こんばんは。
今回はいつもより少し長めなのでビートルズでも聴きながら読むことをおすすめします。(むしろこっちがメイン)
https://youtu.be/2Q_ZzBGPdqE


あとはまあClariSとかもどうぞ
https://youtu.be/HuaG0hHfSZo

プログラマ気取りの囲いをやめろ


内容的には重くないですが、ジェンダーに関する話が苦手な方はご注意ください。




早速ですが私の基本情報をどうぞ。

・生物学上女
・"女らしく"することに抵抗がある
・恋愛ワカラーン(友情や親愛との違いが理解出来ない)
・ゆえに恋愛対象不明
・性的欲求は存在するが、特定の人物や性別に向けられることはない【潔癖とコミュ障のせい??】




ちび期から振り返っていくよ!隙あらば自分語り!


小学校1年生くらいまではちょっと感受性が豊かな普通の女の子でした。多分。母の着せ替え人形で、「可愛い」と言われるのも褒め言葉と捉えていました。将来の夢はお笑い芸人でしたが。【「感受性豊か」というのは作品づくりが好きだったことやよく泣いていたことから母親によく言われていたと記憶しています。「着せ替え人形」とも書いていますが、買う服はともかく着る服はこの頃から自分で選んでいました。髪もよく自分で結んでいました。こんなことはどうでもいいか。】

小学校低学年のとき転機が訪れます【転機というか、まあ…】。とあるクラスメイト(男の子)が私のことを好き~みたいな感じになりまして、私は彼のことを一人の友人として特別好きでも嫌いでもなかったのですが、嫌悪感とまではいかない違和感のようなものを感じました。その後同じようなことがもう一度起こります。おそらくこの2回の経験から自我のような何かが芽生えた私は、髪をぼくなつのぼくくんみたいな【ストレートマッシュ(命名適当)】感じに切り、服は全て男物、言葉遣い等も男化しました。当時はなぜそうしたいのか自分の中ではっきりしていませんでしたが、今考えると女子として見られることを未然に回避しようとしていたのかもしれません。それから同級生に「どうして女なのに男の格好してるの?」と聞かれたり床屋で「女の子…ですよね?」と確認されたりしたときはうーんと少し考えることはありましたが、なんとなく誰にも言ってはいけない気がして、母親に嫌がられながらも己の考えを貫こうとしていました。(私の写真を撮るのが好きだった母だが、この姿の写真に限ってほとんど残っていない)
【このときの男装は「(ジェンダー上)女であることを望まない」という意志の現れだと考えています。そしてその発端は「女でいることで男にとっての恋愛対象になる」「男の恋愛対象になることを自分は望んでいない」という気付きであり、ならば女を演じるのをやめればいいではないかと、自分が常に演じている役を壊す(このころ客観的な視点に基づいた自身の言動を意識しており、ゲームの主人公が意思を持つような感覚を経験した)上で大きな要素として鎮座している「性別」をひっくり返すに至りました。ただしこれは実験的行為だった可能性が高いです。私は当時生涯を男として生きようなどとは考えていませんでした(当然生涯を女として生きようと考えたことなどないんですが)し、男であることは必然ではありませんでした。「男にとっての恋愛対象」である「女」でなければそれでよかったのです。】
【「男にとっての恋愛対象」になることに対して嫌悪感を覚えたのはなぜか。以下は推測です。私は幼少から女性の身体に性的関心を持っていました。4歳頃から趣味で描く絵はほとんどが女性の裸体かそれに近い姿であったし、父親が子供部屋の本棚に入れていたエロ漫画をいつも隠れて読んでいたし、7歳のとき(ここで語った出来事以前)には成人男性向けの動画を見ていました。そしてグーグル閲覧履歴の存在を知ることになったのもこの頃です…。これらは当時の私が女性に対する男性の視点を理解しており、且つその視点について「良くない」見方をしていたことを示唆します。ここでエロは悪ではない!と声高に叫ぶ者たちの声が聞こえてきそうですが、このとき私が楽しんでいた「エロ」は女性への敬意に欠けたものばかりであったため、道徳上悪であるという確たる認識を持っていました。そして恋愛感情を理解しておらず、私のなかではエロとの区別が存在しなかった。そのため、恋愛感情を向けられることで性的な対象として見られたように感じ、プライドがひどく傷ついたのです。おしまい(冷静になれば、小学校低学年の男子が好きなクラスメートに対して性的な行為を想定しているとは考え難い…)】

小学校高学年になると自分が満足するかどうかよりも他人にどう見られるかを優先するようになり、かろうじて女物の服(当然ダサい)を着るようになりました。しかし一度身についた言葉遣いや所作は治らないもので、私はこのときもなお(今でも)イキってる男子小学生みたいな態度をとりがちでした。海より広い心で許してくれた方々には心から感謝しております【許されていない可能性】。そしてクラスメイトの好きな人を交換条件で知るために架空の人物を教えるなどの悪行を働くなどしておりました。【幸運なことにこの頃私のことを好きになるような同級生は現れず、やりたい放題で卒業しました。】【余談:中学受験のとき国語得意だったんですけど、恋愛系の文章が出たときは最悪の点数をとってました。そしてこれは大学受験まで改善できず今に至ります。デデドン!】

中高では制服なので服装に迷うことは無くなりました。女性用のペラペラのショーツは未だに履けませんがね。【普段タンクトップにボクサーです!!!アウターに響かないし見られても恥ずかしくないよ!!!】中高では外見に触れられることが少なかったし【ブスとかデブとか言われてた気がするけど内面のほうが問題が多かったよ!】恋愛にも関わってこなかった【むしろなぜ関われると思ったのか】ので、色々なことに関して「特に気にしない」ギアに入っていたと思います。他人の恋愛話は聞いていて面白いし、周りの人たちがどういう感情を抱いているのかということには純粋に興味がありました。【恋話したいです、ばっちこい!】

ということで、現在は口も悪いし男っぽい格好のほうが多い気もしますがギリ女を保っています、と思います。服とか鞄とか、無意識なんですが自分で買うとどうしても中性的なものを選んでしまうんですよね【ちなみにこの2年以内で服がダサ過ぎることによる危機感を覚えたため、女性的な服を集めつつファッションセンス!を磨いています】。
周りと違うから自分は同性愛者なのではと思ったこともあるんですが、別に同性に対しても特別な感情は無かったので結局よく分かりませんでした【特別な感情というのは、異性間の恋愛に見られるソレの感じです。いや、分からないから困っているんですけどね…】。
今では女物の服を着ることにあまり抵抗が無いんですが、服装を意識しなくなったのは、恋愛をしない以上自分の性別があまり意味を持たないというのもあるかもしれません。(追記:フリルとかレースとかキラキラしたものとか、いかにも女性モノ〜!という感じの服は抵抗があります。好みの問題かもしれません)【服装に拘らなくなったのは、(これを書いていることでお察しの通り)自己の内面を言葉で表現できる余裕ができたために、外見でアイデンティティを表現する必要性が低くなったことも理由の一つです。寧ろよく知らない人に「この人オナベなんだ〜女が好きなんかな〜」とか邪推される方が嫌なんですよね…。】


で、つい最近友人たち(女)と恋愛観に関しておしゃべりしたんですが、彼女らが「自然に恋愛対象とそれ以外に振り分けている」らしいのに対し、私の場合は「親しくなれるかどうか」という基準が働いているように思いました。基本的に理解が及べば誰のことでも愛せると思うんですが、興味のベクトルがあまりにもかけ離れていたり会話が通じにくかったりすると親しくなれない気がして。そこが大丈夫なら大丈夫な気がします(根拠なし)。【審議!!!彼女らの恋愛は性的な許容範囲と相関があるのに対し、私の場合は相関が無い。というか、お前の「愛する」は甘い!甘すぎる!半年程前に人に対する「生理的な好き嫌い」という概念を得た今の私の考えでは、この恋愛対象内外というのは生理的な好き嫌いに基づいた評価であり、ここには(身も蓋もない言い方をすれば)子孫残せるか残せないかの本能的なジャッジが働いているのである。そして私の場合、生理的な好き嫌いは他人との信頼関係や親密度とは関連が無いが、潔癖症の発動度合いに影響してくるということが分かっている】

今のところ、書類で性別女のほうに丸をつけるときや女子トイレ、女子更衣室に入る【お前は二度と女子更衣室を使うな】ときなど一瞬戸惑ったりはしますが、激しい違和感や不快感はありません【罪悪感はあります】。逆に朝起きて突然男になっていたら、それはそれで受け入れるのにちょっと時間がかかるような…。身長低いし…【いや、いけます。すんごい毛深くなったりしたらちょっと嫌ですけど…】。女性であるという事実を辛うじて受け止めているので、性自認については「一応女性」という感じですかね【Gender:femaleの範囲を広げてほしいと感じることがあります。私が胸を張って女だと言えるくらいに】。
恋愛に関しては、経験が無いので何とも言えませんが「恋愛感情を持たれるのが苦手」というのが根底にある気がします。自分が理解出来ない感情を向けられるのが不気味というか受け入れ難いのかもしれません。まあ、めったに無いんですけど!【これは小学校低学年時の性愛との混同によるものとは別問題だと認識しています。おそらく根本は期待されるのが苦痛、義務感がダメという話です。そして恋愛の何たるかを理解していないから殊更糸口が見えない。そんな感じです。恋愛感情と性的関心について基本的に区別して考えるようにしてみたんですが、手詰まりになったので、両者がどのように関わっているのかもう少し分析する必要がありそうです。】

ちなみに最近メイクをすることが増えて、MTFじゃないけど女装する男たちの気持ちが分かるようになりました。たのしい。【毎日はしないけどたまになら嫌じゃない。ヘアメイクと服をトータルでやらないと完成しないんですよね〜】




ということでした。お疲れ様、私。お疲れ様、みんな。読んでいただきありがとうございました。一人一人にレモネードを配りたいです。【この前ハンバーガー屋でレモネード頼んだらめちゃめちゃオレンジでした。どういうこと?】